にが手なら、なおさら、ぶつかっていかなくちゃ。
にが手なら、なおさら、ぶつかっていかなくちゃ。」
タンポポ(のび太の潜在意識)
てんとう虫コミックス ドラえもん第18巻 『タンポポ空を行く』より
動物や植物が擬人化された姿に見え、声も聞こえるようになる道具を使い、
部屋に置きっぱなしになっていたガラスばちの中に生えていたタンポポを
世話することになったのび太。
ジャイアン、スネ夫達に野球に誘われても
「負けたらぼくのせいにするんだろ。行くもんか」と
のび太が居留守を使うのを見て、
タンポポは
「それはいけないわ。にが手なら、なおさら、ぶつかっていかなくちゃ」
と自分から挑戦していくようにのび太に言う。
のび太の世話もあり、タンポポは見事な花を咲かせ、種の子供達を持つようになった。
多くの種は風に乗って旅立っていった。
しかし、一つの種が親のタンポポと離れたくないと、旅立とうとしなかった。
その夜、心配になったのび太が様子を見ると、タンポポはその子に、
自分が今まで旅をしてきた事を話し、旅立つ事の大切さを説いていた。
翌日、風に乗って子供は旅に出た。
そして、のび太は野球をやっているみんなを見て、自分も入れてもらおうかと考える。
ちなみに、このファンタグラスで聞こえる事は、
本当に動植物がしゃべっているわけではなく、
ファンタグラスの使用者が心の底で思っていることが言葉となって
聞こえているらしいです。
という事は、のび太は潜在的に、
「このまま逃げてちゃダメだ。ぶつかっていかなければ。」
と思っていたのですね。
良い話ですね~。
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